シャワールームから出て、さっそくベッドに上がる。
その後も、しばらくお互いの身体を触り合った。まるで10代の恋人のように、甘いペッティングを繰り返す。ラブホテルの薄暗い照明だけとはいえ、明かりの下で裸身を晒すことに私はずっと抵抗を感じていたが、今回はなぜかそんなこともなかった。店長に見られることに、気恥ずかしさはあるものの、それすらもどちらかと言うと心地良かった。
そのうち、私の手は店長の股間に向かうことが多くなった。最初は彼の胸や太ももに撫でることが多かったのだけれど、それだけでは満足できなくなってきたのだ。もっと店長を気持ち良くしてあげたい。そのような奉仕精神じみた欲求が湧き上がるのは、初めてのことだった。
店長のペニスは熱く勃起していた。夫のモノよりも一回りは太く、逞しかった。軽く握り込むと、掌からその熱が伝わってくる。
ペニスの先端が少し濡れているのを見て、私は嬉しく思った。先走り液という奴だ。店長も私との行為に興奮してくれているのだと分かるだけで、胸が満たされた。
「舐めてくれる?」
店長が、甘えるように言った。
「はい、いいですよ」
私は、当然のことのように承諾した。
フェラチオを進んでしたいと思ったことはなく、今だってそれはあまり変わらないが、店長が望むのであれば、その期待に応えることもやぶさかではない。そんな気分だった。
ベッドの上で座り込んでいる店長の股間に、私は屈み込んで顔を埋めた。頭を低くした四つん這いのような格好だ。
まずは、カリ首の辺りをひと舐めした。
するとペニスがピクリと反応してくれた。
反応がダイレクトだと、こちらも遣り甲斐がある。私は何度も舌を這わせながら、陰茎を下っていった。
根元付近を、くすぐるように舐め回す。
ペニスはたまにヒクついていた。
微妙な刺激ばかりで店長は焦れていることだろう。
たっぷりと準備をしてから、私は亀頭を口に含んだ。先っぽだけを咥えた状態で、軽く行ったり来たりして、唇を滑らせる。その後、陰茎を深々と咥え込む。
これ以上 焦らすのは可哀想なので、私はすぐに顔を上下させ、唇でペニスをしごき上げ始めた。
「ああ、いいよ、気持ち良い……」
店長は満足そうに言いながら、私の頭を撫でてきた。
普段の私なら、まるでペットに対するようなその仕草に、若干どころではない苛立ちを感じていただろう。けど今は、ただ単純に嬉しく思った。
自然とフェラチオにも熱が入る。
顔を上下させながら舌でも刺激するなんていう、いかにもな奉仕すらしてしまう。個人的にはなんだか媚びてるような感じがするので、やったことはなかったのだけれど。
さらには、ジュボジュボと音が鳴るように唇の締め付け加減を調節してみたりもした。これはちょっとわざとらしかったかもしれない。それに、滑稽な印象を店長に与えてしまったかも。
フェラチオを続けているうちに、店長も動き始めた。私たちは、互いに横向きで寝て、相手の性器をしゃぶり続けた。
店長にオマンコを舐められているたびに、私はフェラチオを中断して、快感に身体をくねらせた。しかしそれも最初の方だけで、だんだん慣れてくると、店長の舌に感じ入りながらフェラチオを続けることもできるようになっていった。
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