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令嬢女子大生SM調教1 メス犬

 使用人に案内されて調教室に入ってきた女は、俺を見るなり、不平を隠そうともせずに唇を尖らせた。これから調教を受けようという態度にはとても見えない。まあ、どうせ虚勢なのだろうが。
 女は、Tシャツにジーパンというラフな格好をしていた。確か19歳の女子大生だったか。名前は東浜美樹という。銀行や鉄鋼や自動車など多岐に渡る企業グループを統括してきた一族のお嬢様だ。もっとも、今は何も持たないただのガキでしかない。倒産に次ぐ倒産でグループは崩壊し、美樹の両親はすでに自殺している。美樹自身はまだ生きているものの、社会的には両親の後を追って自殺したことになっている。美樹の所有権を買い取った富豪は、彼女を社会的に葬ることによって一切の人権を剥奪し、その一生を牝奴隷として飼うことにしたのだ。法律はどうしたんだ、日本は法治国家だぞ、と言いたいところではあるが、そんなものは金と権力を手にしている者たちからすれば糞の紙屑みたいなものだ。美樹を死んだことにしたいと彼らが思ったのなら、実際にその通りになってしまう。それが現実だった。

 使用人が退室して二人きりになると、俺は美樹に言った。
「聞いていると思うが、俺は、お前の躾を担当することになった柳田だ。挨拶しろ」
「挨拶?」
 美樹は怪訝な顔をして聞いてきた。自分が権力者どもの慰みものになってしまった事実は把握しているのだろうが、それが何を意味しているのかは、まだあまり理解できていないらしい。せいぜいセックスを強要されるくらいに思っているのだろう。少なくとも、鞭で泣き叫ぶ日々が待っているとは想像もしてないに違いない。

「土下座して、よろしくお願いします、と言うんだ。本来ならそれでは不十分だが、最初だから許してやる。さっさと土下座しろ」
 俺はソファに深々と座ったまま、なるべく横柄に見えるよう、顎を上げて言った。美樹は立たせたままだ。いかなる時も立場の違いは明白にしておかなければならない。
「ふざけないで」
 生意気にも美樹は俺を睨んだ。反抗的な態度を取ることによってプライドを保っているつもりなのだろう。
「お前、自分の立場がよく分かっていないようだな」
「分かっているわ。色ボケ爺どもが私の身体を買い取ったのでしょう。好きにすればいいじゃないの。けれど、私の心まで買えるとは思わないでよ」
「やはり分かっていない」
 俺はソファから立ち上がり、壁に掛けてある一本鞭を手に取った。
 壁には何種類もの鞭が掛けてある。部屋の隅には三角木馬があり、コンクリの地面にはところどころに鎖が繋がっている。ここはSM調教のための部屋なのだ。
 強がっている美樹も、部屋の様子が気になるようで、落ち着きなく視線をあちこちに動かしていた。そして、俺が鞭を手に取ったのを見ると、いよいよ怯えが態度に出てきた。
「な、なによ。何をする気なのよ」
「決まっているだろう。態度の悪いメス犬は、ちゃんと躾けないといけない。それが俺の仕事だ」
 俺は鞭を軽く振って美樹を威嚇した。

令嬢女子大生SM調教2 初めての鞭打ち

 まだ20代で細身の優男である俺は、調教前の女から舐められることが多い。だから最初はガツンと決めなければならない。鞭で脅すのは武器に頼っているような感じがして、個人的には好きではないのだが、仕方がない。最初に決まった人間関係は容易には崩せないのだ。ここで手抜かりがあってはならない。優男の俺としては鞭を使うのもやむなしだ。
 とはいえ、俺はけっこう鍛えているから、脱げば凄いんだけどな。細マッチョというやつだ。腹筋は八つに割れている。今はスーツに身を包んでいるから美樹には分からないだろうが。
 まあ、どっちにしろ俺の身長は平均くらいだから、筋肉を見たところで威圧されることはあまりないかもしれない。そのへんは人によるといったところか。

「抵抗はしないって言ってるでしょう。レイプしたいのならすればいいじゃないの。私は何もおかしなことはしないわ」
 美樹は、やや震えた声で言った。
 俺は首を横に振る。
「そういうことじゃないんだよ。お前は俺に、土下座をしろと言われた。調教師であるこの俺に。しかしお前は従わなかった。そこが問題なんだ。というか、問題は他にも色々あるんだけどな。言葉遣いとか、態度とか、服装とかな」
「服装って、なによ」
「今から調教を受けようっていうのに、なんで服なんて着てるんだ。調教室に入って即全裸になるのが当然だろう?」
「知らないわよ、そんなの。知ってるわけないでしょう。あんた、馬鹿じゃないの」
「その言葉、よく覚えておけよ。全裸で土下座させながら復唱させてやろう」
 俺は鞭を大きく振った。
 鞭の先は、一直線に美樹の脇腹に当たった。Tシャツの上からだが、威力の減退なんて知れている。相当な痛みを与えることができただろう。
「ああぁっ!」
 美樹は脇腹を押さえながらコンクリの地面に膝を着いた。そして恐る恐る俺を見上げた。彼女の瞳には恐怖の感情が明確に浮かび上がっていた。
 俺を舐めるからこうなるのだ。美樹が調教をどう捉えていていたのかは知らないが、現実の厳しさを思い知ったことだろう。

令嬢女子大生SM調教3 メス奴隷

「服を脱げ」
 俺は冷徹に言った。
 美樹は目に涙を浮かべながら俺を見ていたが、数秒で視線を逸らし、ゆっくりと立ち上がった。無言で服に手を掛けて脱ぐと、丁寧に畳み、少し迷った様子を見せてから地面に置いた。
「馬鹿野郎!」
 俺は大声を上げて、地面を鞭で打った。
 美樹の身体が竦み上がる。早くも鞭の音が精神に刻まれているようで、地面を打っただけだというのに大変な怯えようだ。
「な、なんなのよ。ちゃんと脱いでいるじゃないの……」
 恐れを隠す余裕もないというのに、美樹は震えながら文句を言った。理不尽なことを言われたまま黙っているのはプライドが許さないのだろう。過保護に育てられてきたワガママなお嬢様らしい反応だ。しかしそんなものは、メス奴隷となった今は邪魔でしかない。
 彼女の矜持は、俺が粉砕してやる。それが美樹のためでもある。プライドを維持したままメス奴隷として生きていくのは、さぞ辛いことだろうからな。

 俺は再度鞭の音を鳴らしてから美樹を怒鳴り付けた。
「脱ぐ前に言うことがあるだろうが、間抜け!」
「何を言っているの」
「脱がせて頂きます、だ。ほら言ってみろ」
「なんなの、それ。なんでそんなことを言う必要があるのよ」
「言えっつってんだろ!」
 美樹の足下で鞭が跳ねる。
「ひっ……」
 当たったわけではないのに、美樹は、か細い声を漏らしながらわずかに飛び上がった。
 俺がまた鞭を使う素振りをすると、美樹は慌てて言った。
「ぬ、脱がせて、頂きます」
「最初からそう言え! グズグズしやがって」
「うう」
 美樹は嗚咽を漏らした。強がっていても所詮はお嬢様だ。ちょっと脅せばこうなる。これまで数え切れないほどの女を調教してきた俺には、やる前からとっくに分かりきっていた反応だった。
「さっさとしろ!」
 脱ぐと言っておいてなかなかそうしない美樹に俺は罵声を浴びせた。
 美樹は、びくっと身体を震わせてから、Tシャツに手を掛けた。腕を交差させて左右の裾を掴む。そのまま手を上に持っていき、裏返しになったTシャツを頭から抜く。
 美樹はブラジャーの上に薄ピンクのキャミソールを着ていた。それも脱ぐと、今度は白いブラジャーが露わになる。
 次に美樹が手を掛けたのは、ブラジャーではなくジーパンだった。ホックを外したところで手が止まる。パンツを見られるのが嫌なようだ。ブラジャーを見られているというのに、往生際の悪い奴だ。まあ、大概の女はこうやってグダグダするものだが。
「何やってんだ! 早くしろ!」
 怒声を受け美樹はジーパンを下ろした。
 彼女の身体を隠しているのはブラとパンツだけになった。

令嬢女子大生SM調教4 お嬢様の脱衣姿

 美樹は、後ろに手を回し、ブラのホックを外そうとしていたようだったが、指先が震えているためか、なかなか上手くは行かなかった。
 俺は地面を鞭で打った。美樹の足元近くだ。
「うっ」
 それが威嚇に過ぎないのだと即座に理解したのか、美樹は、必要以上に飛び退いたりはしなかったが、さすがにじっとしてはいられなかったらしく、何歩か後ろに下がった。
「早くしろ!」
 急かされた美樹は、気丈にも俺を睨み付けた。しかし、口を開くと途端にボロが出る。
「わ、分かってる……」
 震える声で言うと、美樹は必死に手を動かした。
 強気な女子大生の姿はもはやどこにもなかった。

 それからさらに十秒ほど経ってから、やっとブラジャーのホックが外れた。
 支えがなくなり不安定になったカップを、美樹は手で押さえた。
 胸を隠すようなその仕草に俺は苛立ちを覚えたが、それを察したのか、美樹は俺をちらりと窺うと、すぐに手を離し、ブラジャーの肩紐も外した。
 ブラを地面に放ると、露出した生乳を隠したそうにしながらも、今度はパンツの両端に指を引っ掛けた。美樹は、もう一度 俺の顔を見てから、パンツを下ろしていった。両足から抜き取ったパンツが地面に置かれ、女子大生の全裸が完成した。

 地面に捨て置かれたブラとパンツを鞭先で指し示しながら俺は言った。
「ちゃんと畳めよ」
「どうして……?」
「畳む気がないのか?」
「…………」
 美樹は訝しがりながら従った。地面に膝を着き、ブラとパンツを適当に折り曲げて、重ね置きをすると、再び立ち上がる。
 俺はパイプ椅子に腰を下ろし、全裸で突っ立っている美樹に言った。
「なんだ、その畳み方は。滅茶苦茶じゃないか」
「だって、こんなの――」
「家政婦が全部やってくれていたってか? どうしようもないな、お嬢様って奴は。自分の下着も満足に畳めないとは。お前の薄汚れた下着なんて、もう誰も畳んでくれないんだぞ。どうするんだ、これから」
「…………」
 美樹は、全裸の身体を心細そうに抱き締めていた。乳房と陰毛を手で覆い、時折、もじもじと身体をくねらせる。恥ずかしくて堪らないといった感じだ。

「気を付けぃ!」
 俺は声を張り上げたが、美樹は、その意味するところが理解できなかったらしく、目を瞬かせていた。
「この期に及んで反抗するとは、大した度胸だな、おい」
「な、何を言っているの……?」
「ああ!? とぼけるな! 気を付けと言われたら、背筋を伸ばして立つ! 手は横! 小学校で習っただろ!」
「とぼけてなんか、ない。そんな兵隊みたいなこと、教わるわけないじゃない……」
「…………」
 美樹はお嬢様学校に通っていたから、号令とは無縁だったのだろうか。
 しかし、兵隊みたい、か。なるほど。言われてみると、確かに、体育の授業には、昔の軍隊の影響が明らかにある。号令を掛けられて一斉に姿勢を変えるだなんて、学校以外では、軍隊くらいでしか見られない光景だろう。当たり前に行われていることなので、誰もが自然に受け入れているが、軍事教練さながらの整列を、幼い子供たちに強制するのは、異常なことなのかもしれない。
 現場の教師はよくこれを認めているものだ、と普通なら思うところだろうが、俺には彼ら教師たちの気持ちが分かる。完全に理解できる。
 数十人に及ぶ生徒たちが、自分の号令に従い、指示された通りの姿勢を取る。素早く、一斉に。これは、とても気持ちの良いことなのだ。王様気分というやつだ。征服欲と優越感が同時に満たされる恍惚は、一度味わったら忘れられるものではない。教師がこれに反対しないのも当然のことだ。

 まあ、ともかく。
「だったら俺が教えてやるよ。背筋を伸ばせ! 手は横だ! 指先まで真っ直ぐにしろ!」
「……分かったわ」
「返事は『はい』だ! それ以外には鞭で応えるぞ! 分かったか!?」
「は、はい」
「気を付けぃ!」
 俺が声を張り上げると、美樹は、手を横に付けた。並盛りの乳房と、薄目の陰毛が、無防備に曝け出される。
 美樹を直立させたまま俺は長々と説教を続けた。
 全裸で突っ立っている彼女に対し、俺の方はと言うと、スーツを着込んで椅子に座っている。第三者が見れば、誰もが彼女に同情するような光景だ。それは美樹も自覚していることだろう。だからこそ彼女は、より屈辱を感じる。すべては計算だった。

令嬢女子大生SM調教5 お嬢様屈服

 俺は、5分くらい得々と言い掛かりを付けてから、一息ついた。椅子に背を預け、口を休める。
 美樹は表情を緩めた。安堵したようだった。全裸で直立したまま説教を受け続ける状態が、それほどまでに苦痛だったのだろう。
 しかし、俺には、彼女に安息を与える気なんて微塵もなかった。
「自分の馬鹿さ加減が分かったのなら、土下座をしろ」
 俺は冷淡に言うと、美樹の顔が強張った。
「おい、どうした? まだ俺に逆らうつもりか?」
 鞭を左右に軽く揺すって、その存在を主張してやる。
 美樹は、恐る恐る地面に正座した。手を前に着くと、顔を上げ、俺を窺う。
 とっくに屈してはいるが、簡単に従ってしまってはプライドにかかわる。そう思っているのだろう。だから、いちいち動きを止めるのだ。

 俺は勢い良く椅子から立ち上がり、一本鞭を振り上げた。
 美樹の目が見開かれる。
 彼女が何かを言う前に、俺は思い切り腕を振った。鞭で美樹の右肘を打ち据える。
 乾いた音が部屋に響いた。
 さらに、跳ねた鞭の先が、彼女の脇腹に当たった。美樹にとって不運なことに、たったの一振りで、二箇所も痛打されたことになる。
「ああっ!」
 正座をしていた美樹は、とてもその姿勢を保っていられず、悲鳴を上げながら地面を転げ回った。
 過去に俺が調教してきた女たちは、「一本鞭で打たれると、まるで刃物で切り裂かれたかのような激痛がする」と口を揃えて言う。実際は、赤い筋が身体に刻まれるだけで、傷痕も三日で消えてしまう程度でしかないのだが、まあ、誇張が入っているにしろ、本人がそう思うのに近いくらいには痛いのだろう。刃物で切り裂かれた経験が女たちにあるようには見えなかったが。

 のたうち回っていた美樹の動きが収まってくると、俺は「正座!」と大きな声で言った。
 美樹は、驚いたように身体を震えさせてから、ぴたりと動きを止めて、数秒後には足を揃えて折り畳み、冷たい地面に正座した。
 俺は椅子に座り直した。
「毎回毎回、鞭打ちの前に警告をしてもらえると思うなよ。俺に手間を掛けさせるようなことをしたら、遠慮なく鞭を振るう。分かったか?」
「は、はい」
 美樹は、今にも泣きそうな顔をしていた。完全に怯えきっている。
「声が小さいな。もう一回、返事」
「はい!」
 腹から声が出ているとは言い難い音量だった。しかし、ひょっとしたら、美樹にとっては、これまでの人生で一番大きな声を出した瞬間なのかもしれない。
 箱入りお嬢様であることを考えれば合格点をやってもいいか。
「背筋が曲がっているぞ。ちゃんとしろ」
「はい!」
 美樹は慌てて背を伸ばした。
「よし、土下座だ」
「はい!」
 姿勢を正させた直後に、それを無かったかのようにする命令にも、美樹は従順に返事をして、前方に手を着いた。今度はそこで躊躇することなく、上体を倒し、頭を下げる。
「まだだ。もっと頭を下げろ」
「はい!」
 俺の言葉を受けて、美樹はさらに頭を下げた。額が地面に着きそうになっている。
「まだ下げられるだろ? 地面と隙間ができてるじゃないか。デコをコンクリに擦り付けるんだよ」
「は、はい!」
 美樹の上体がわずかに沈む。
 少なくとも、椅子に座っている俺からは、深々と頭を下げているように見えた。
 俺はゆっくりと立ち上がり、美樹の後頭部を踏んだ。もちろん、わざわざ靴を脱いでやる理由はない。
 体重を掛けても、それ以上 頭が下がることはなかった。すでに額が地面に着いているのだ。
「ちゃんと土下座しているようだな。褒めてやろう」
「……はい!」
 返事が遅れたが、まあそれは見逃してやる。
 とはいえ。
「褒めてやってるんだが? お礼はどうした?」
 俺は、彼女の頭をぐりぐりと踏み締めた。
「あ、ありがとうござい、ます」
 あまりの屈辱に耐えかねたのか、明らかに声が小さくなっていた。
 まあ、いい。
 とりあえずは別の追求をしよう。
 先ほど美樹に暴言を吐かれた際、俺は、全裸で土下座させながら復唱させてやる、と言った。今こそ、それを実行する時だろう。
「お前、さっきこう言ったよな? 『あんた、馬鹿じゃないの』って。もう一度言ってみろよ」
「…………」
 美樹は答えない。土下座の格好で俺に頭を踏まれたまま、小刻みに震えているだけだった。

令嬢女子大生SM調教6 全裸土下座

「ほら、言ってみろよ。『あんた、馬鹿じゃないの』、だ。さっきは、俺を睨み付けながら言っていたじゃないか」
「す、すみませんでした……」
 美樹は、俺に頭を踏まれたまま、土下座の格好を崩すことなく、上擦った声で謝罪した。
「俺は別に謝って欲しいわけじゃないんだ。もう一度 言って欲しいんだよ。同じ言葉を。土下座しながらな」
「怒ったりしない、ですか?」
「少なくとも、お前がいつまでもぐずぐずしていたら、確実に怒るだろうな」
「…………」
 俺は、美樹の後頭部から足を退けた。
 だからといって、美樹はもちろん顔を上げたりしない。額を地面に着けたまま固まっている。
「これが最後の催促だ。次は鞭だぞ。さあ、言え」
「あ、あんた、馬鹿じゃないの……」
「声が小さいな。さっきはそんなんじゃなかったろ? やり直し」
「あんた、馬鹿じゃないの」
「感情が篭もってねえな」
「あんた、馬鹿じゃないの!」
 やけくそ気味に美樹は言った。

「…………」
 俺は満足したが、それを告げることなく、しばらく黙っていることにした。
 全裸土下座を続けている美樹が、不安に耐えきれず顔を上げるのを待ってから、ようやく声を掛けてやる。
「ま、そんなもんだろ。どうだ? 惨めな格好で偉そうな言葉を吐いた感想は」
「…………」
「答えろ!」
 声を荒げた途端、美樹はびくりと震え、泣きそうな顔になった。
「も、もう、許して……」
「俺は、感想を聞いてるんだが?」
「惨め、でした」
「最初からそう言え!」
「は、はい」
「んで、お前はなんで勝手に顔を上げてるんだ?」
「あ……」
「土下座!」
 美樹は慌てて頭を下げた。

「お仕置きが必要だな」
 俺は椅子から立ち上がり、美樹の背後に回った。
 美樹は、わざとそうしているのではないかと思うほど大きく身体を震えさせ始めた。鞭が恐くて仕方ないらしい。
「許してください、お願いします、許してください……」
「逃げだそうとしないことだけは褒めてやろう。まあ、逃げられるわけもないんだが。それでも無駄に足掻こうとする馬鹿は結構いるもんなんだよ。そういう女は、これまで何人も居た。その点、お前は利口だな。ひたすら俺の機嫌を窺っている」
「…………」
「しかし俺の言葉にすぐ従わなかった罰は絶対に欠かせない。そうだろ? それが躾ってもんだ。さあ、尻を差し出して、自分から頼め。鞭打ちをお願いします、だ。言ってみろ。そうすれば、躾は最小限で済む。拒否すれば、その分だけお仕置きが増す。分かったか? 分かったら、態度でそれを示して見せろ」
「…………」
 美樹は、床に膝を着いて、恐る恐る尻を上げた。上体はうつ伏せたままだ。
 そして小さな声で言った。
「鞭打ちを、お願いします……」
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