男は小夜子の腰を掴んだ。
それに対して小夜子は反応できない。四つん這いのまま、熱い息を吐いているだけだ。強姦魔に絶頂させられたショックから立ち直ることができないでいた。
しかし、陰茎の先端を膣口に添えられると、さすがに大人しくしてはいられなかった。ゴムを付けていない生身のペニスの感触に、小夜子は動揺し、腰を逃がすため身体をよじろうとした。
とはいえ、そんな儚い抵抗では、男からしたら、あってもなくても同じことでしかない。男は、小夜子の腰を掴んでいる手に力を入れるだけで、抵抗を封じてしまった。
もう、無理。どうにもならない……。
すっかり意気消沈した小夜子は、ペニスを挿入されようとする瞬間を前にして、すべてを諦めた。
男は何度か陰唇にペニスを滑らせて、ぬめりを得てから、膣内への侵入を開始した。
散々に刺激されて潤いきっている膣粘膜は、小夜子の意志に反して、陰茎を柔軟に受け入れた。それどころか、まるで奥へと誘うように、膣肉がうごめいてさえいた。
ペニスを突き込まれた小夜子は、再び官能の火が燃え上がろうとしているのを感じた。
すっぽりと埋まったペニスが引き戻され、また押し込まれる。男は同じ動きを繰り返し、膣内を蹂躙した。
「あっ、うう……」
後ろから突かれながら小夜子は呻いた。
膣壁を擦られる快感は抗いようのないものだった。指で掻き回されるのも気持ち良かったが、指よりも二回りは太い陰茎で抉り抜かれることの方が、やはり気持ち良い。
貞淑な人妻を自認していた小夜子からすれば、夫以外のペニスで乱れることなどあってはならないことなのだが、しかし現実はどうにもならなかった。
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