男は膝を着き、小夜子のショーツに手を掛けた。
それから、小夜子の顔を見上げ、恥辱に歪んだ表情を眺めながら、飾り気のないショーツをゆっくりと引き下ろしていった。
手入れがされておらず無造作に生えている陰毛が露わになった。
夫以外の男に下の毛を晒すのは初めてのことだった。
男はショーツを膝まで下ろすと、そこから手を離して、陰毛の一部を摘み上げた。
「なかなか豪快な生えっぷりだな。剃って形を整えたりはしてないのか?」
「…………」
「どうなんだ、おい」
「あ、あまり、剃っていません」
「そうか。それでいい。小綺麗にしても男は喜ばないからな」
「…………」
しばらくの間、男は陰毛の感触を楽しんでいた。摘むだけではなく、撫でたり梳かしたりして、時には息を吹き掛けたりもした。
男が何か新しいことをするたびに小夜子は腰をくねらせた。それが男をより楽しませることになっているのだと認識していても、じっとしてはいられなかった。
やがて男は陰毛を強く引っ張り始めた。
たまらず小夜子は腰を前に突き出した。
男はさらに陰毛を引っ張っていく。
「い、痛い、痛い、やめてください、痛いっ」
慌てて訴える小夜子を、男はにやにやしながら見上げていた。
頭の後ろで組んでいる手を小夜子がとうとう離そうとした直前、それを見計らったかのように男は手から力を抜いた。
小夜子は安堵の息を吐きながら腰を引き戻したが、惨めな仕打ちに涙を流した。
男は構わず陰毛の感触を再び味わい始めた。
情けないポーズで陰毛を好き放題に弄られながら、小夜子は小さく啜り泣いた。
男が陰毛弄りに飽きるまで、長い時間を要した。
ようやく男が恥毛を解放して立ち上がった時、小夜子は重い疲労感に襲われた。しかし陵辱はまだ序章に過ぎないのだ。それを思うと眩暈がしそうだった。
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