「オマンコも見てやろうか、奥さん」
とレイプ魔は言った。
「そんな……」
「乳首だけじゃなくて、オマンコも見て欲しいんだろう?」
「見て欲しくなんて、ありません」
「いいや、見て欲しいに決まっている」
男は、小夜子の顔にナイフの腹を這わしていった。頬をなぞり、唇をなぞり、鼻をなぞる。一通り小夜子の顔を嬲ってから、再び口を開いた。
「オマンコを見て欲しいだろう?」
「は、はい」
恐怖に震えた小夜子は肯定するしかなかった。
「なら、言うんだ。俺に頼むんだよ。オマンコを見て欲しいのなら、ちゃんとお願いしないとな」
「み、見てください」
「何をだ。しっかり分かるように言え」
「あそこを……」
「オマンコだろう」
「あ、はい。オ、オマンコを、見てください……」
「それにはパンツが邪魔だな?」
「はい」
「どうすればいい?」
「ぬ、脱ぎます」
「違う。そうじゃない」
男は苦笑した。しかし気分を害した様子はない。むしろ楽しんでいるようだった。
他人のアパートの部屋に押し入っているというのに、焦っている感じは全く見られなかった。それが小夜子には不気味だった。
今この場に誰かが尋ねてきたら男はどうするつもりなのだろうか。平日の昼間とはいえ、友人が訪れることも有り得なくはない。犯行が露見することをこの男は恐れていないのだろうか。犯人が開き直っているのだとしたらこれほど恐ろしいことはない。
「ど、どうすればいいんですか?」
男の望む言葉が分からず、小夜子は自分から質問をした。逆らう気はないから暴力は振るわないで欲しい、という精一杯の意思表示だった。
男は目を細めながら言った。
「俺に頼むんだ。パンツを脱がして欲しいと」
「はい」小夜子は一旦 言葉を切り、唾を飲み込んでから続けた。「お願いします。下着を脱がしてください」
「なんで脱がして欲しいんだ。理由も添えないと駄目だ」
「オ、オマンコを見て欲しいから……下着を脱がせて欲しいんです……」
勃起した乳首と無防備な脇を晒しながら小夜子は屈辱の言葉を吐いた。
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