私は一旦 三笠くんの股間から手を引き、スカートを下ろした。
三笠くんも、ズボンを脱いでいる。
静かな車の中に、布の擦れる音だけがする。
下半身に身に着けているものが下着だけになった私たちは、再びそれぞれの座席に落ち着いてから、相手の方に身体を向けた。
どちらからともなく顔を寄せて、唇を合わせる。そうしながら、お互いの股間を愛撫していく。
私の方は、ブリーフの上からペニスを撫でさするだけだったけれど、彼の方は、片手でパンツ越しにクリトリスを刺激しながら、私の胸にも触れてきた。
遠慮がちな彼の手付きに私は身悶えした。
衣服の上から揉まれてもあまり感じることはないものの、いやらしい官能的な気分が高まってくる。
ブリーフの上からペニスを撫でているうちに、先端部分が湿り気を帯びてきた。尿道口からカウパー腺液が漏れ出しているのだ。
三笠くんの興奮も高まっているらしい。
もちろん、私も三笠くんに触られれば触られるほど愛液を分泌し、パンツを濡らしていた。
たまらなくなった私は、ブリーフの中に手を突っ込んだ。陰毛を掻き分け、ペニスよりもさらに下へと進み、彼の睾丸を掌で包み込む。
「あ……」
三笠くんは驚いたのか、わずかに声を上げた。
しかしすぐに気を取り直したようで、私のパンツに手を忍ばせてきた。
彼の手も私の陰毛地帯を突き進んだ。クリトリスを捉えると、くすぐるように指先で刺激し始める。
「あっ、んん……」
敏感なクリトリスを直接 触られて、私はさっそく熱い息を吐いた。
三笠くんは、クリトリスだけを弄るのではなく、たまに陰唇にも指を這わせた。
「んっ」
愛液を纏った指がクリトリスに戻ってくると、私の口からまた喘ぎ声が漏れる。
ぬるぬるになった指でクリトリスを擦られるのは快感だった。クリトリスが蕩けてしまうのではないかと思えるほどに。
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