白いブリーフが目に飛び込んできて私は息を呑んだ。ああ、と思った。この布一枚を隔てた先にペニスがあるのだ。
ブリーフは一部が突っ張っていた。処女の私が見ても一目で勃起しているのだと分かった。
期待、していたんだ。彼も。
私は興奮を抑えきれずブリーフに手を伸ばした。
一部がわずかに黄色くなっていたが、不思議と汚いとは思わなかった。
そこに触れてみると、三笠くんは全身をびくりと震わせた。
「い、痛かったの?」
私は思わず聞いた。
「いえ……」
三笠くんは、顔を真っ赤にしながら首を振った。
痛くはなかったらしい。急な刺激に驚いたといったところか。
しかし、適切な扱い方を知らない私が変に弄くったりしたら、本当に痛がらせることにもなりかねない。
とりあえずブリーフの上からペニスを撫でてみる。
勃起したペニスが硬いということは知っていたけれど、実際にこうして触ってみると、それほどでもないような気がした。硬いことは硬い。でも、バイブみたいに無機質な硬さではない。押せばちゃんと弾力を感じる。
撫でていても大きさが変わることはないから、おそらくこれが完全な勃起状態なのだろう。
「あ、あ、先生っ」
三笠くんが、切羽詰まった声を上げた。突然のことだった。まあ、私からすればいきなりでも、三笠くんからすれば我慢を重ねた末に耐えきれずに口を開いたのかもしれないけれど。
「も、もう駄目です」
三笠くんはそう言うと、全身を小刻みに震えさせた。
ブリーフの下でペニスがわずかに動いたのを、私は掌で感じた。直後、ブリーフの中で熱い液体が何度か噴出した。
そのたびにビュピュッと確かに音が鳴った。
「射精、しちゃったの……?」
思わず私が聞くと、三笠くんは端正な顔を歪めて泣きそうになった。
私は慌てて言った。
「いいのよ。三笠くんは悪くないわ。私が触ったせいだもの。だから、今から私が綺麗にしてあげる」
三笠くんは困惑した表情をしていた。
私は、ペニスが露出する位置までブリーフを下ろした。
男の性臭が私の鼻を突いた。
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