「じゃあ、ちょっとこっちに来て」
ゆかりさんはそう言って、ベッドに座り、俺をその隣に誘導しました。
俺は「分かった」と言い、素直に従いました。緊張のせいか、自分のベッドなのに、なぜか慣れない感触がしたような気がしました。
「ズボンを下ろして。パンツもね」
ゆかりさんに言われて、俺は腰を浮かし、ズボンとパンツを一気に下ろしました。
正直なところ、それまで女子とは付き合ったことすらなく、もちろんチンポを見せたこともありません。だから、かなり恥ずかしかったです。ただ、まあ、大きさは平均よりちょいあるとは思っていましたし、幸いにもズル剥けなので、必要以上に恥じることもありませんでした。
こうなることを密かに期待していたので、(と言っても、手コキ止まりなんかじゃなく、セックスまでさせてもらえないかと期待していたわけですが)事前にシャワーを浴びており、臭ったりしないか心配することもなかったです。
緊張よりも興奮の方が大きかった俺は、ペニスを完全に勃起させていました。ベッドに座っていると、先端が天井を指し示していました。
「大きいんだね」
ゆかりさんは率直な感想を述べてから、そっと手を伸ばしてきました。特に躊躇することもなく握ると、さっそく上下にシゴキ始めます。
「出そうになったら、ちゃんと言ってね。ティッシュで受け止めるから」
「わ、分かった……」
返事をする俺の声は、快感に上擦っていました。なにしろ、女の子にペニスを刺激してもらうのは、初めての経験なのです。自分でシコっている時よりもずっと気持ち良くて、感動すら覚えました。
ゆかりさんは俺の顎を掴み、自分の方へ引き寄せました。そして彼女は自らも顔を突き出し、俺と唇を合わせました。キスです。
ゆかりさんにとってはどうということもないのでしょうが、俺にとってはファーストキスなわけです。あまりに唐突だったので、なんか少し勿体ないような気がしました。それでも、彼女が舌を差し出してくると、俺は夢中になってそれに吸い付いていました。
ディープキスをしながらペニスを扱かれて、俺は、夢のような快楽の渦中に居ました。しかしそれは長く続きません。興奮が頂点に達して、ごく短時間で、射精にまで追い詰められてしまったのです。
もっとこの感覚を味わっていたいという気持ちはありましたが、とても我慢できるような状況ではありませんでした。射精の瞬間が近付くにつれて、快感も増大し、俺の頭の中は、それを少しでも堪能することを追求するようになりました。イケば終わりだと分かっていても、射精したい、と思うようになったのです。
「も、もう出る、ゆかりさん、出ちゃうよ……」
切羽詰まった声で言う俺とは対照的に、ゆかりさんは冷静に「うん」と頷いて、ティッシュを用意して、ペニスの先端に当てました。冷静と言っても、別に冷たい感じなんかではなく、優しく見守っている感じです。
この辺、さすがに女子大生って感じです。いや、世の中のすべての女子大生がセックスを経験済みだとは限りませんけれど。
ゆかりさんは、左手でティッシュを当てながら、右手でペニスをシゴき続けていました。
「いいよ、出して」
「うっ……出る……!」
俺は何度もペニスを脈動させ、大量の精液を放出しました。まるで、ゆかりさんの掌に出しているかのような感覚でした。
俺の射精量は、ゆかりさんの予想を上回ってしまったようで、ティッシュでは受け止めきれず、俺のペニスや陰毛に垂れ流れてしまいました。
「ああっ、ご、ごめんっ」
ゆかりさんは慌ててそう言い、ティッシュを何枚も取って、俺の股間を拭いてくれました。
後で聞いたところによると、童貞とエッチなことをするのはこれが初めてということでした。童貞の精力を知らなかったために、計算違いでティッシュから零してしまったのでしょう。
俺の股間を綺麗にした後、ゆかりさんはさりげなくティッシュの臭いを嗅いでからゴミ箱に捨てました。彼氏と同じ臭いなのかどうか、違うとしたらどう違うのか、そういうことを確かめたかったのかもしれません。結果を聞くほど俺は野暮ではないので、気付かない振りをしてあげました。
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